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『GHQ焚書図書開封3』西尾幹二(徳間書店)

『GHQ焚書図書開封3―戦場の生死と「銃後」の心』西尾幹二(徳間書店)

2009年
372頁




目次(収録作品)

第一章 戦場が日常であったあの時代

『一等兵戰死』を読む
筆者は生き物に温かい眼差しをもっていた
シナの戦場を彷彿させる一節
焚書図書は”戦士の素顔”を写し出している
一青年兵の「生」と「死」
変哲もない情景に流れる「戦場の空気」
龍口一等兵の「死」
同胞を殺戮して何とも思わないシナの文明
敗北とは何か―

第二章 戦場の生死と「銃後」の心

平凡な男たちの「戦士の休息」
大男の一等兵は「気はやさしくて力持ち」
強靭な意志をもっていた日本の兵士
『生死直面』を読む
戦時中でも戦病死した息子への愛惜の念は表現できた
息子を失った親の心の葛藤
英霊を貶める言葉への怒り

第三章 空の少年兵と母

霞ヶ浦航空隊の少年兵たち
少年飛行兵が語るマレー沖海戦
日本空軍はごく普通の空軍だった
若鷲「プリンス・オブ・ウェールズ」「レパルス」に襲いかかる
ウェールズ& レパルス撃沈!
戦史を変えたマレー沖海戦
当時の日本人を駆り立てた名誉心
少年兵の「母への思い」
「母の力」について―

第四章 開戦直後に真珠湾のそばをすり抜け帰国した日本商船

鳴門丸「奇蹟の太平洋脱出記」
日米開戦で鳴門丸一気に緊迫
真珠湾攻撃は「未曾有の痛快事」
ドラが乱打され―「敵艦見ゆ!」
敵のノド元の危険水域を無事通過
正月―いよいよ日本は目の前だ
「無事帰国」と日本の反応

第五章 中国兵が語った「日中戦争」最前線

『敗走千里』を読む
中国における徴兵の実態
中国兵の目にあまる蛮行
軍隊内の対立・確執
中国・便衣兵の卑劣
中国軍は壊滅・潰走・同士討ち
本気で戦う気のなかった中国兵
これが中国の軍隊だ
督戦に使われた「慰労隊」の女たち

第六章 匪賊になって生き延びた中国逃亡兵

中国の歴史は内乱に次ぐ内乱だ
当時の「アサヒグラフ」に見る中国兵
督戦隊が築く死体の山また山
「人を食った犬」を人が食う
西へ西へと、故郷めざして”敗走行”
敗残兵たちの逃亡行程
ついに匪賊と化した男たち

第七章 忘れられている日本軍部隊内の「人情」

『分隊長の手記』を読む
人間味豊かな手記
兵隊生活の一断面
日本兵の心はひとつにまとまっていた
日本の兵隊はなぜ強かったのか
戦線における兵士たちの日常生活
済南城攻略に成功//248
戦地から戻った兵士を見舞う”心の亀裂”

第八章 菊池寛の消された名著『大衆明治史』(一)

生きいきした歴史群像
廃藩置県に見る西郷隆盛・大久保利通
西郷、木戸を圧倒した大久保の「不敵な面魂」
“維新の三傑”あいつぎ亡くなる
「四民平等」は「国民皆兵」も意味していた
「自由」とは単純なものではない
自由民権運動の諸断面
不平等条約の桎梏
真の「言論の自由」とは何か

第九章 菊池寛の消された名著『大衆明治史』(二)

日清戦争の遠因
禍根を残した「三国干渉」対応策
北清事変に出兵
目を覆わずにはいられないフランス兵の破廉恥な蛮行
国を思う若手将校、外交官の機転
型破り官僚の憂国の情
金子堅太郎を説得した伊藤公の決意

第十章 「侵略」や「侵略戦争」の語はいつ誰によって使われだしたのか/溝口郁夫

没収本の全体像
国体に関する没収本の概要
「侵略」はあるが「侵略戦争」はない
「侵略戦争」といつ頃、誰が言い始めたのか
「大東亜戦争」か、「太平洋戦争」か
「事変」か「戦争」か
なぜアメリカは満洲の事件にこだわるのか

あとがきに代えて―平成二十一年夏のテレビに見る「戦争」の扱い

※1~6巻までは、文庫化。また、全12巻電子版あり。

GHQ焚書図書開封3

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