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『神国日本』佐藤弘夫(ちくま新書)

『神国日本』佐藤弘夫(ちくま新書)

2006年4月10日初版発行
232頁




目次(収録作品)

序章 神国思想・再考への道
第1章 変動する神々の世界
第2章 神と仏との交渉
第3章 神国思想の成立と変容
第4章 神国思想の歴史的意義
第5章 疎外される天皇
終章 神国の行方

著者は歴史学者。
本書は、主に中世の神国思想を論じたもの。
神国思想を古くから順を追って論じていて分かりやすい。
本地垂迹や悪僧の強訴、また鎌倉新仏教の法然、親鸞、日蓮らがなぜ伝統仏教から弾圧されたのか等も分かりやすく説明されている。
おすすめの良書である。

[関連]
『神国日本―記紀から中世、そしてナショナリズムへ』佐藤弘夫(2018・講談社学術文庫)232頁

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