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『ドキュメント 皇室典範』高尾栄司(幻冬舎新書)

『ドキュメント 皇室典範―宮沢俊義と高尾亮一』高尾栄司(幻冬舎新書)

2019年
255頁




目次(収録作品)

第1部 わずか二日間で書かれた天皇条項
(毎日にスクープされた憲法草案宮沢案が発火源/憲法の虜になったサイラス・ピーク/宿泊先の食堂で夕食をとっていると ほか)

第2部 天皇条項担当大臣、現場から退室
(松本委員会の甲案と乙案/スクープ報道で漏れる/松本草案を知っていたマッカーサー ほか)

第3部 一参事官の双肩に懸かった皇室典範
(手渡された真相はこうだ/周章狼狼教授、天皇退位論者に接触/“有名無実の憲法研究委員会”設置 ほか)

1946(昭和21)年、毎日新聞が「日本国憲法草案(宮沢乙案)」をスクープ報道した瞬間、日本の憲法と皇室典範の受難は始まった。
情報漏洩元は東大憲法学の権威・宮沢俊義(彼の弟が毎日の記者)。
この一件がGHQを刺激し硬化させ「マッカーサー憲法」作成の契機となる。
天皇条項には当初、天皇の身分の保障すらなかった。
憲法の次は皇室典範だった。
自らの公職追放を逃れるため今度はGHQの意向に添わんとする宮沢と、天皇と皇室を守るため立ち上がる宮内省参事官・高尾亮一の壮絶な闘い。
誰も書き得なかった皇室典範成立秘史、衝撃のスクープ・ノンフィクション!

出典:幻冬舎公式サイト

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