「防雪林」小林多喜二 2022/1/17 2022/1/18 書評 北海道に暮らす貧しい小作農の青年を生々しく描く良作。おすすめ。 小林多喜二といえば『蟹工船』だが、本作の方が読みやすい文体でよい。会話は方言なので、すこし分からない所があるが。 本作が書籍として手軽に読めないのはおかしい。2010年に岩波文庫に入ったが、品切れ状態。 『防雪林・不在地主』小林多喜二(岩波文庫) 小林多喜二作品リスト (青空文庫) こちらの記事もどうぞ『防雪林・不在地主』小林多喜二(岩波文庫)『作家の自伝51 小林多喜二』小笠原克編(日本図書センター)『セメント樽の中の手紙』葉山嘉樹(角川文庫)『洞窟オジさん』加村一馬(小学館文庫)「太郎坊」幸田露伴「好き友」佐藤春夫「線香の火」中谷宇吉郎『日本語の表情』板坂元(講談社現代新書)