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『和歌とは何か』渡部泰明(岩波新書)

『和歌とは何か』渡部泰明(岩波新書)

2009年
250頁




目次(収録作品)

和歌は演技している
1 和歌のレトリック(枕詞―違和感を生み出す声/序詞ー共同の記憶を作り出す/掛詞ー偶然の出会いが必然に変わる/縁語―宿命的な関係を表す言葉/本歌取り―古歌を再生する/和歌的レトリックとは何か―まとめの講義)

2 行為としての和歌(贈答歌―人間関係をつむぐ/歌合―捧げられるアンサンブル/屏風歌・障子歌―絵と和歌の協和/柿本人麻呂影供―歌神降臨/古今伝授―古典を生き直す)
和歌を生きるこということ

「たらちねの」と言えば「母」,「あしひきの」と言えば「山」.たった三十一文字の中に,無用とも思われる枕詞が使われる理由とは? 答えのカギは,「演技」という視点にあった──.初心者にも身近な疑問を入口に,古典和歌の豊富な具体例を読み解いてゆく.1300年も続いた和歌の謎に真っ向から取り組む,刺激的な文学論.

出典:岩波書店公式サイト

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