『「名」と「恥」の文化』森三樹三郎(もり・みきさぶろう)(講談社学術文庫)
2005年12月10日第1刷発行
226頁
目次(収録作品)
第1章 言語・文字としての名
第2章 名誉・名声としての名
第3章 儒教の別名としての名教
第4章 中国人の名誉感と封建武士の名誉感
第5章 恥と罪
第6章 中国人の宗教意識―名と恥の背景
著者は、中国哲学史専門の学者。
儒教の「名」(名声やメンツ等)を論じた中国文化論。書名の「名」と「恥」を論じている第4、5章がなかなか興味深かった。が、日本の恥や名誉などの意識についてはあまり触れていないのが、いまひとつ。
講談社学術文庫は、文字が小さいものが多いが本書は「大文字版」で、読みやすい。
[関連]
『「名」と「恥」の文化』森三樹三郎(1971・講談社現代新書)
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