『「分ける」こと「わかる」こと―新しい認識論と分類学』坂本賢三(講談社現代新書651)
昭和57年(1982)4月20日初版発行
205頁
著者は学者。専門は、哲学・科学史・技術史。
タイトルから分類学の本に思えるがそうではない。
古代ギリシアの哲学、老子や荘子、各宗教、近代の哲学者等々が、どのように世界を分けているのか、認識しているのかを概括した内容。
一言でいうと比較思想論。
「わけること」のさまざまな事例が挙げられている。
けっこう古い本だが、今も一読の価値あり。こういう本は高校生に特におすすめ。
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『「分ける」こと「わかる」こと』 坂本賢三(2006・講談社学術文庫)