『黄金の驢馬』アープレーイユス(岩波文庫) 2019/6/10 2023/1/17 書籍データ 岩波文庫 『黄金の驢馬』アープレーイユス(アプレイウス)、呉茂一・国原吉之助訳(岩波文庫) 2013年 528頁 定価:1,188円(税込) 唯一完全な形で伝わるローマ時代のラテン語小説。梟に化けるつもりが驢馬になってしまい、おかげで浮世の辛酸をしこたま嘗める主人公。作者の皮肉な視点や批評意識も感じられ、社会の裏面が容赦なく描き出されており、2世紀の作品ながら読んでいて飽きさせない。挿話「クピードーとプシューケーの物語」はとりわけ名高い。 本書表紙(カバー)より 黄金の驢馬 (岩波文庫) amazon こちらの記事もどうぞ『ミシェル・フーコー講義集成』(全13巻)『小林秀雄講演』全8巻(新潮CD)『完訳 アンデルセン童話集』(岩波文庫)『新版 うつほ物語 現代語訳付き』(角川ソフィア文庫)『食卓の賢人たち』アテナイオス(京都大学学術出版会)(全5巻)『城下の人 新編・石光真清の手記(一)』(中公文庫)『新版 動的平衡』福岡伸一(小学館新書)若いときの自分に教えたい教養系文庫・新書レーベルのまとめ