『零戦(ゼロファイター)老兵の回想―南京・真珠湾から終戦まで戦い抜いた最後の生き証人』原田要(シリーズ日本人の誇り9)桜の花出版編集部編(桜の花出版)
2011年
357頁
目次(収録作品)
序章 最悪の戦場からの生還
第1章 少年時代
第2章 海軍へ 憧れの戦闘機乗りに
第3章 中国戦線
第4章 開戦
第5章 戦勢逆転
第6章 内地へ そして敗戦
第7章 戦後 敗戦の現実に耐え戦友の慰霊を誓う
最終章 次代を担う人たちへ―あとがきにかえて
滞空時間8000時間、日本が世界に誇った「零戦」を駆って戦い交戦国から畏れられた歴戦のパイロット。
南京攻略、真珠湾攻撃、ミッドウェー海戦、ガダルカナル島争奪、幾多の戦場をくぐり抜けた著者のみが語り得る本当の戦争論!
国の誇りを守った男たちの記録。「零戦を駆って、自分の儲けや欲得のためではなく、国のために自分の命を捧げて全身全霊を打ち込んで純粋に戦ったという満足感がありました。それが私の「誇り」になっていました。」
「亡くなった戦友たちも皆平和を望んでいました。彼らは家族と故郷の安泰を願って、死にたくなかったけれど、二十歳前後の青春を捧げて逝ったのです。今の平和の元には、彼らの「日本を守る!」という強い想いがあることを、皆さんはよく心に刻んで、この一見何気ない日常が実は涙が出るほどに有難いことに気付いて貰えたらと思います」(まえがきより)出典:桜の花出版公式サイト