『モンサント―世界の農業を支配する遺伝子組み換え企業』マリー=モニク・ロバン、戸田清 監、村澤真保呂・上尾真道訳(作品社)
2019年
565頁
目次(収録作品)
第1部 産業史上、最悪の公害企業
第2部 遺伝子組み換え作物ーアグリビジネス史上、最大の陰謀
第3部 途上国を襲うモンサント/おわりに 「張り子の虎」の巨大企業
新版への補論 本書とドキュメンタリー映画への世界的反響についてー「着実に持続する成功」
日本語版解説 モンサントのGMO作物と日本
世界43か国で、遺伝子組み換え種子の90%のシェアを誇るモンサント社―。この世界最大級のバイオ化学企業は、これまで、PCB、枯葉剤…と、史上最悪の公害をくり返し、多くの悲劇を生み出してきた。そして現在、遺伝子組み換え作物によって、世界の農業を支配しようとしている。いかに同社が、政治家と癒着し、政府機関を工作し、科学者に圧力をかけ、農民たちを訴訟で恫喝することによって、健康や環境への悪影響を隠蔽し、世界の農業を支配下に収めてきたか。本書は、3年にわたる調査によって、未公開資料、科学者・政治家・農民たちの証言をもとに、その驚くべき実態を明らかにした、世界が瞠目した話題騒然の書である。
アマゾン商品説明より