『ベーシックインカム―分配する最小国家の可能性』立岩真也・齊藤拓(青土社)
2010年
348頁
定価:2,420円(税込)
目次(収録作品)
第1部 BIは行けているか?
(此の世の分け方/何が支持するのか/所得(再)分配に限る必要はないこと ほか)
第2部 政治哲学的理念としてのベーシックインカム
(いわゆる雇用レント説という理解/ヴァン・パリース政治哲学の全体像/「ギフト」の公正分配 ほか)
第3部 日本のBIをめぐる言説
(財政コストの見積もり/フラット税/フランス/南ア/シチズンシップ ほか)
貧困・格差・医療福祉など現下の諸問題を解決し、きたるべき社会を構想するにあたって大きな注目を集める「ベーシックインカム(基本所得)」。それは、何を、どうやって分けるのか? 錯綜する議論を精査し、理念と政策を丹念に検証。社会の根底まで掘り下げて考えなおすことによって、議論を新たな次元に導く、画期の書。
出典:青土社公式サイト