『傷つきやすいアメリカの大学生たち―大学と若者をダメにする「善意」と「誤った信念」の正体』グレッグ・ルキアノフ、ジョナサン・ハイト、川由紀子訳(草思社)
2022年
457頁
目次(収録作品)
第1部 3つのエセ真理とその弊害
(脆弱性のエセ真理:困難な経験は人を弱くする/感情的決めつけのエセ真理:常に自分の感情を信じよ ほか)
第2部 エセ真理が引き起こしたこと
(脅迫と暴力が正当化された/大学で「魔女狩り」が起きている)
第3部 なぜこうなったかに関する6つの論題
(二極化を促進するスパイラル/不安症とうつ病に悩む学生の増加 ほか)
第4部 賢い社会づくり
(賢い子どもを育てる/より賢い大学へ)
結び より賢い社会へ
立場の異なる論者の講演に対し、破壊と暴力をともなう激しい妨害を行う学生たち。教員の発言の言葉尻を捉えて糾弾し、辞任を求める激しいデモを展開。さらには教授や学部長、学長まどを軟禁し、暴言を浴びせる―。アメリカの大学で吹き荒れるこれら異常事態の嵐は、Z世代の入学とともに始まった。彼らはなぜ、そのような暴挙を振るうのか? 言論の自由・学問の自由を揺るがす現象の実態と背景、さらには対策までを示して高く評価された全米ベストセラーがついに邦訳。キャンセルカルチャー、ポリティカル・コレクトネス(ポリコレ)問題を知るための必読書。
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