2023年
304頁
目次(収録作品)
第1部 言葉の壁・方法論の谷・技術という橋
1 日本研究の本場は日本だけじゃない
私はなぜ海外に日本の書物文化を発信するのか 佐々木孝浩
2 先ず隗より始めよ
なんで、どうやって私は「英語でも」研究をするようになったのか 日比嘉高
3「いま」「ここ」の当たり前を問いなおす
私は「変」じゃない―私が日本研究する理由 江口啓子
第2部 エンパワーメントとしての知の創造
4 バリアフリーな研究環境をつくる
アメリカ人障害者として日本で暮らすこと―複合的な障壁と非排他的な想像性 マーク・ブックマン
5 アカデミアの暗黙の特権を批評する
白人性と日本研究 セツ・シゲマツ
第3部 周縁的なものに光をあてる
6「古典」の固定観念を変える
世界とつながる日本古典文学―物語の継承と再創造から 末松美咲
7 文字という視点から見えてくるもの
テクストと物語をつなぐ日本文学 クリストファー・ローウィ
第4部 日本とアメリカにあわいで
8 アングロ・アメリカン・フェミニズムよ、さようなら
なんでアメリカで日本古典文学研究するの? シュミット堀佐知
9 微妙に場違いな自分を肯定してくれるもの
根無し草たちの日本研究―知の大成としての書物・言語・国境の関係について ディラン・ミギー