2009年
255頁
目次(収録作品)
序章 リハビリキャンプ
第一章 脳性まひという体験
第二章 トレイナーとトレイニー
第三章 リハビリの夜
第四章 耽り
第五章 動きの誕生
第六章 隙間に「自由」が宿る―もうひとつの発達論
痛いのは困る。気持ちいいのがいい。
現役の小児科医にして脳性まひ当事者である著者は、あるとき「健常な動き」を目指すリハビリを諦めた。そして、《他者》や《モノ》との身体接触をたよりに「官能的」にみずからの運動を立ち上げてきた。リハビリキャンプでの過酷で耽美な体験、初めて電動車いすに乗ったときのめくるめく感覚などを全身全霊で語り尽くし、リハビリテーションを根底から定義しなおす驚愕の書。
出典:医学書院公式サイト
第9回新潮ドキュメント賞受賞作