『率直に言って、あなたたちより我々の方に非があると言わざるを得ません。―元米国海軍作戦部長の日米戦争論』田中秀雄(芙蓉書房出版)
2025年
288頁
目次(収録作品)
第一章 第二次世界大戦の勃発
第二章 日米戦争始まる
第三章 アメリカの反撃のはじまり
第四章 真珠湾の疑惑に光射す
第五章 手紙に秘められた意図
第一章 第二次世界大戦の勃発
第二章 日米戦争始まる
第三章 アメリカの反撃のはじまり
第四章 真珠湾の疑惑に光射す
第五章 手紙に秘められた意図
太平洋戦争後、米海軍トップだったプラット提督は、戦勝国の立場からあえて日本とアメリカ双方の「戦略ミス」を冷静に分析し、『ニューズウィーク』誌に寄稿を続けた。
その全編を集成した本書は、日本人が避けて通れない問い――なぜ日本はあの戦争に至り、なぜ敗れたのか、戦後に何を選ぶべきだったのか――に、鋭く率直に答える一冊である。日本に理解を示していた米海軍の提督
第二次世界大戦前後に米海軍作戦部長を務めたプラットは、ニミッツやハルゼーといった日本との戦いで有名な軍人たちよりも少し上の世代で、戦闘の現場からは距離があった人物。しかし、彼の影響は極めて重要で、特にワシントン会議やロンドン軍縮会議では、日本に対して理解を示す現実的な立場を取ったのでした。そのため、米海軍内部で強硬派からの批判も受けまていました。著者の田中秀雄氏は、プラットが『ニューズウィーク』誌に連載した軍事評論を詳細に分析。その洞察力に富んだ視点を現代に蘇らせます。また、日本の海軍関係者、野村吉三郎や永野修身、山本五十六らとの交流を通して描かれるプラット像は、従来の日米戦史に新たな光を当てるものとなっています。
感情ではなく知性で語られる“勝者の反省”は、現代日本の進路を考える上でも大きな示唆を与える。
戦後八〇年を目前に、日本人がいま改めて読むべき「戦略と決断の書」。アマゾン商品説明より