
『続思索と体験/『続思索と体験』以後』西田幾多郎(岩波文庫)
1980年
315頁
定価:990円(税込)
目次(収録作品)(※『西田幾多郎全集 第12巻』の目次)
序
一 取殘されたる意識の問題
二 人間學
三 歷史
四 私の立場から見たヘーゲルの辯證法
五 敎育學について
六 希臘哲學に於ての「有るもの」
七 アウグスチヌスの自覺
八 プラトンのイデヤの本質
九 フランス哲學についての感想
十 ボルツァーノの自傳
十一 數學者アーベル
十二 ゲーテの背景
十三 書の美
十四 國語の自在性
十五 知識の客觀性
十六 四高の思出
十七 或敎授の退職の辭
十八 鎌倉雜詠
十九 譯詩
二十 煖爐の側から
二十一 書影宋本爾雅後
二十二 歌幷詩
「續思索と體驗」以後
ギリシヤ語
アブセンス・オブ・マインド
トマス・アクイナスの全集
コニク・セクシヨンス
明治の始頃、金澤の古本
三宅眞軒先生
古義堂を訪ふ記
若かりし日の東圃
讀書
吾妻鏡
高木博士の「近世數學史談」
明治二十四五年頃の東京文科大學選科
山本晁水君の思出
木村榮君の思出
附錄
北條先生に始めて敎を受けた頃
上田彌生の思出の記
私の論理について(絕筆)
御進講草案 歷史哲學ニツイテ
『続思索と体験』は、京大を還暦退官する心境を述べた「或教授の退職の辞」をはじめ、西田哲学の体系的原理が確立した時期に執筆された小論文・随想22篇を収録。また、『「続思索と体験」以後』は、没後まとめられたもので、絶筆「私の論理について」等20篇を収録。『思索と体験』とともに西田哲学への格好の入門書。(解説=下村寅太郎)
本書表紙(カバー)より
※アマゾンの画像は、カバーなしの旧装丁のもの。