2026年
288頁
定価:2,860円(税込)
目次(収録作品)
まえがき
Ⅰ 近代国家と古事記
第1章 求められた古事記
神話画の拡散/国定教科書と神話/「記紀」という呪縛
第2章 国定教科書と巌谷小波
巌谷小波と国定教科書/教科書と神話/日本武尊という英雄/好まれる英雄神話/利用された小波
第3章 「国譲り」という目眩まし
出雲制圧神話/「国譲り」の出現/平田篤胤にふれて
第4章 教育紙芝居と古事記
時代のなかの教育紙芝居/大国主命と白兎――五山の描いた日本神話/古事記の素兎と五山の白兎/五山の紙芝居にみる日本の古典と昔話/次の時代へ
Ⅱ ラフカディオ・ハーン 異界と古事記
第1章 幽霊のいる洞窟と海
潜戸と子どもたちの亡霊/海とハーン/浦島
第2章 ハーンの古事記を読む
ハーンが取りあげた神話/ハーンと滅びゆく少年/盲目の少年へ
Ⅲ 西郷信綱研究
第1章 西郷信綱の出発 八月一五日を挟んで
歌との別れ/戦争のなかの二〇代/もうひとつの古事記注釈/生涯の仕事
第2章 西郷信綱の古事記
『古事記の世界』と『古事記研究』と「解題」風に/『古事記の世界』について/『古事記研究』について/英雄叙事詩論への助走
第3章 西郷信綱のことばと感性
(1)古代の声を聴
(2)感性とことばに遊ぶ
(3)西郷信綱と倉野憲司
(4)西郷さんへ
Ⅳ 国文学敵叙事詩研究
英雄叙事詩の萌芽/文学研究史のなかの叙事詩論/英雄時代論争の勃発/「古代貴族の英雄時代」その後/その後の西郷信綱
あとがき/初出一覧/参考文献一覧/人名神名索引
