2019年
463頁
定価:4,500円(税別)
目次(収録作品)
忍秘伝
はじめに
一、『忍秘伝』の特徴と伝系
二、服部半蔵と『忍秘伝』
三、『忍秘伝』第二巻以下の元祖と流祖の問題点
四、「東北大本」と「沖森本」
五、神様が継承した二代宗家
六、服部一族
巻目録
巻之一
伊賀甲賀伝記
一、筒火の事
二、忍打松明の事
三、万窃盗の大事
四、忍び道具の事
五、仕置薬
六、車洗の次第
巻之二
一、忍び道具の秘法
軽松明/大宮内/小宮内/鎌/問鍵/鉄/枢鑰/錐/大鋸/碇/結梯/浮橋/小鋸/些音聞金/蒔菱/水中水入/水中些音聞金/手中甲/大国火矢/浮沓/丈長袋/仙方妙薬
二、仙方妙薬
三、窃盗(忍び)
巻之三
一、忍具
火箱/黒焼/火金/四寸火縄火筒/夜打鳥子/窃盗鳥子/打手火/台尻/探金/延鑰/刃鑰/楯/金牛蒡/鑰刃/木太刀/刃先/三方通し・四方通し/擦切/釘杭/車菱/後縄菱/弓矢/水縄/下縄/下橋/火隠橋
二、巻之三伝系
巻之四
一、忍出立の秘伝
二、便宜な人物に近づく
三、逢いて逢わざる
四、見所と聞き所
五、状況に応じて変装する
六、敵国潜入の秘事
七、難路の心得
八、忍び込みの大極意
猿子入/堀越し土台抜/開門/扃敷居/寝所を通る/板屋根の歩き方
九、忍び隠密の秘伝
家内を窺う/拍子木/大声で騒ぐ/放火で騒動/馬の暴走
十、巻第四伝系
資料 忍秘伝 原本
忍道梯楷論和漢忍利證語抄
はじめに
忍道梯楷論和漢忍利證語抄について
上巻
概論
各論
一、地の利
二、城営忍
三、測敵
四、内訌
五、反忠
中巻
六、敵情察知
七、謀殺
八、攻城
九、籠城攻略
下巻
十、劣勢挽回
十一、咄嗟の忍者
十二、敵忍防策
十三、形勢逆転の法
十四、身中の虫
十五、包囲網突破
十六、混乱と鎮乱
十七、放火
十八、相図と狼煙
十九、隠蓑・隠笠
二十、必死即生
資料 忍道梯楷論和漢忍利證語抄 原本
おわりに
参考文献
〈コラム1〉火薬と爆薬/〈コラム2〉硝石の製法/〈コラム3〉『天工開物』の硝石/〈コラム4〉黒色火薬/コラム5〉五箇山の硝石制法/〈コラム6〉打上花火の原型となった火矢/〈コラム7〉後南朝を襲撃した忍者群
『万川集海』『正忍記』と並び三大忍術伝書の一角をなす忍術の秘伝書。初の全文現代語訳、詳細な註のついた読み下し文、原本の復刻、更には幻の忍術書「忍道梯楷論和漢忍利證語抄」を加えた完全版。
出典:国書刊行会公式サイト