2019年
272頁
目次(収録作品)
第一章 “ゲイバー”はいつ日本にできたのか
第二章 伝説のゲイバー・ブランスウィックの二つの顔
第三章 「二丁目」のきっかけとなったイプセン
第四章 淫風の街
第五章 よそ者たちの系譜
第六章 零落の時代
第七章 「要町」と呼ばれたエリア――分断された街
第八章 ゲイバー街の成立条件
第九章 ハッテン場の持つ磁力
第一〇章 アングラ文化の渦中で花開く
第一一章 平凡パンチの時代
東西約三百m、南北約三百五十mの区画の中に、三百をはるかに越えるゲイバーと、女装系、レズビアン系バーがひしめきあう新宿二丁目。「二丁目」として海外でも有名な、世界最大の多様性を抱えるこの街は、一体なぜ、どのようにして、いつ頃からそうなったのか。自身、そこでゲイバーを経営する著者が、関係者への丹念な取材を積み重ね、知られざる歴史を浮かび上がらせる。決定的街場論。
出典:新潮社公式サイト