2014年
271頁
目次(収録作品)
第1章 旅と旅行記を正しく理解するために
第2章 イザベラ・バード旅の生涯
第3章 一八七八年の日本の旅の特質
第4章 連携する支援と協力
第5章 日本の旅と旅行記がもたらしたもの
英国の女性旅行家イザベラ・バード(1831~1904)は、1878(明治11)年に日本を訪れ、その旅行記『日本奥地紀行』(原題『日本の未踏の地』)は多くの読者に親しまれている。その「完訳版」を訳し(全4巻)、日本翻訳出版文化賞を受賞した著者が、バードの生涯と日本の旅に焦点をあてた力作。明治政府により外国人の旅行に厳しい制限があったにもかかわらず、なぜバードは長期に滞在し、開港地から離れた地域をも旅することができたのか? 日本の旅の多くの謎に迫り、従来のバード像を一新させる。
出典:平凡社公式サイト