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『博士漂流時代』榎木英介(ディスカヴァー・トゥエンティワン)

『博士漂流時代 「余った博士」はどうなるか? 』榎木英介(ディスカヴァー・トゥエンティワン)

2010年
304頁




目次(収録作品)

第1章 博士崩壊
第2章 博士はこうして余った
第3章 「博士が使えない」なんて誰が言った?
第4章 博士は使わないと損!
第5章 博士が変える未来
付録 博士の就職問題について識者に聞く

1950年代以降、科学技術振興政策によって大量に生まれた「博士」には、なんと就職先がなかった…。かつては「オーバードクター」と呼ばれた彼らのために「ポスドク」という働き口が用意されたが、これも不安定で低収入、しかもその先に研究機関や企業での就職が保証されているわけではない。かくて「博士余剰」問題は未解決のままだ。こうした博士の就職難により大学院進学者も減少、これでは日本の科学技術研究の未来も危ぶまれる。しかしまだ遅くない。日本社会よ、博士をもっと活用しよう!博士の活用は科学技術の発展、そして不況にあえぐ日本の再生につながるはずだ。博士余剰問題を統計データと取材に基づいて考察し、具体的な解決策を提言する希望の書。

アマゾン商品説明より


[参考]
『搾取される研究者たち』山田剛志(光文社新書)

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