2022年
606頁
目次(収録作品)
第一章 固有名詞の度忘れ
第二章 外国語の言葉の度忘れ
第三章 名前と文言の度忘れ
第四章 幼年期想起と遮蔽想起について
第五章 言い違い
第六章 読み違いと書き違い
第七章 印象や企図の度忘れ
第八章 取りそこない
第九章 症状行為と偶発行為
第十章 勘違い
第十一章 複合的な失錯行為
第十二章 決定論、偶然を信じること、迷信、様々な観点
よく知っているはずの画家の名前がどうしても想い出せない。ありえない言い違いや読み違いをしてしまう――誰もが経験する日常のささやかな度忘れや失錯の奥に潜む、思いもかけない想念や欲望とは。フロイト(1856-1939)存命中にもっとも広く読まれ、各国語に訳されてきた著名な一作。十全な注と事例の一覧も付す。
本書表紙(カバー)より