クオリアの議論領域
物理主義批判
(クオリア(意識に現れる質的な感じ)を物理的なものとして説明することはできないという議論)
『意識する心―脳と精神の根本理論を求めて』D・J・チャーマーズ、林一訳(2001・白揚社)
『コウモリであるとはどのようなことか』T・ネーゲル、永井均訳(1989・勁草書房)
『どこでもないところからの眺め』T・ネーゲル、中村昇・鈴木保早・山田雅大・岡山敬二・齋藤宜之・新海太郎訳(2009・春秋社)
『意識の〈神秘〉は解明できるか』C・マッギン、石川幹人・五十嵐靖博訳(2001・青土社)
『名指しと必然性―様相の形而上学と心身問題』S・クリプキ、八木沢敬・野家啓一訳(1985・産業図書)
クオリアの消去
(クオリアの概念には混乱があり、クオリアは実在しないものとして消去されるべきであるという議論)
『スウィート・ドリームズ』D・C・デネット、土屋俊・土屋希和子訳(2009・NTT出版)
『解明される意識』D・C・デネット、山口泰司訳(1998・青土社)
クオリアの表象理論
(クオリアは心的状態によって表象される特徴であるという考え方(多くの場合、表象一般の物理主義的説明によってクオリアの説明も可能だという考え方を伴う))
『心を自然化する』F・ドレツキ、鈴木貴之訳(2007・勁草書房)
『心の哲学―心を形づくるもの』T・クレイン、植原亮訳(2010・勁草書房)
※勁草書房「心の哲学ブックガイド」を参考に作成。
・心の哲学 ブックガイド 入門・初級篇
・心の哲学 ブックガイド 志向性の議論領域
なお下記のサイトが「心の哲学」を学ぶのに非常に有用である。
心の哲学まとめWiki