『絞首台からのレポート』ユリウス・フチーク、栗栖継訳(岩波文庫)
1977年
350頁
ナチス・ドイツの占領下のプラハで、共産党地下中央委員会の1人として捕えられたフチーク(1903-43)は、すさまじい拷問に耐え、避けられない目前の死を正面から見据えつつ、魂をうつ抵抗の記録を書き遺した。自ら名づけたこの『絞首台からのレポート』は、2人のチェコ人看守の決死の助力によって世に残り、80もの言語に訳されて版を重ねている。
本書表紙(カバー)より
巻末に著者の獄中書簡,詳細な訳注と年譜を付す.