改版1968年
128頁
目次(収録作品)
蜘蛛の糸
犬と笛
蜜柑
魔術
杜子春
アグニの神
トロッコ
仙人
猿蟹合戦
白
注解 神田由美子
芥川龍之介 人と文学 三好行雄
『蜘蛛の糸・杜子春』について 吉田精一
地獄に落ちた男が、やっとのことでつかんだ一条の救いの糸。ところが自分だけが助かりたいというエゴイズムのために、またもや地獄に落ちる「蜘蛛の糸」。大金持ちになることに愛想がつき、平凡な人間として自然のなかで生きる幸福をみつけた「杜子春」。魔法使いが神の裁きを受ける神秘的な「アグニの神」。少年少女のために書かれた、健康で明るく、人間性豊かな作品集。
出典:新潮社公式サイト
[関連]
『蜘蛛の糸・杜子春・トロッコ 他十七篇』芥川竜之介(岩波文庫)
『羅生門・蜘蛛の糸・杜子春 外十八篇』芥川龍之介(1997・文春文庫)