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『文明の衝突』ハンチントン(集英社文庫)

『文明の衝突』(上下)サミュエル・ハンチントン、鈴木主税訳(集英社文庫)

上巻

2017年
320頁

目次(収録作品)

第1部 さまざまな文明からなる世界(世界政治の新時代/歴史上の文明と今日の文明/普遍的な文明?近代化と西欧化)
第2部 文明間のバランスのシフト(西欧の落日:力、文化、地域主義/経済、人口動態、そして挑戦する文明圏)
第3部 文明の秩序の出現(文化による世界政治の構造変化/中核国家と同心円と文明の秩序)

下巻

2017年
288頁

第4部 文明の衝突(西欧とその他の国々:異文化間の問題点/諸文明のグローバル・ポリティックス/転機となる戦争から断層線の戦争まで/フォルト・ライン戦争の原動力)
第5部 文明の未来(西欧とさまざまな文明と単数形の文明)

世界はどこへと向かうのか? 各地で多発する民族紛争と文明間の軋轢の本質とは何か? 著者は世界を、西欧・中国・日本・イスラム・ヒンドゥー・スラブ・ラテンアメリカ・アフリカの八つの文明に分け、冷戦終結後の様々な紛争をこれら異文明間の衝突ととらえた。各界に大きな衝撃を与え、侃々諤々の大議論を呼んだハンチントン仮説のインパクトは、21世紀の今も全く色褪せることがない。

来るべき時代には文明の衝突こそが世界平和にとって最大の脅威。つまり文明に基づいた国際秩序が世界戦争を防ぐための最も確実な安全装置である、と著者は語る。最終章で描き出される全面戦争勃発のシナリオは、まさに圧巻。ポスト冷戦を語る上でも、これからの未来を考える上でも、避けて通れない考察がここに。激動する世界秩序の針路を指し示す羅針盤として輝き続ける国際政治論の金字塔!

アマゾン商品説明より


[関連]
『文明の衝突』サミュエル・ハンチントン、鈴木主税訳(1998・集英社)単行本、560頁

文明の衝突

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