『ベーシック・インカム―基本所得のある社会へ』ゲッツ・W・ヴェルナー、渡辺一男訳、小沢修二 解題(2007・現代書館)
2007年
220頁
目次(収録作品)
第1章 ゲッツ・W・ヴェルナーの提言、および彼とのインタビュー
(未来への基礎:ベーシック・インカム/つねに種を蒔くこと/月並みの改革ではなく、根本的な改革を/私たちの生活はパラダイス状態にある/労働をマニアック視することで、みんな病気になる/根本的に考えて、一歩一歩行動しなければならない)
第2章 ベーシック・インカムの効果について―論考とインタビュー
(不安の報酬/労働市場と社会保障政策の分離/賃金は非課税/租税改革とは新たな分配を学ぶこと/自由を可能にし、共同体を強化する)
第3章 反応
(異議と回答/読者からの手紙)
解題 ゲッツ・W・ヴェルナー著『ベーシック・インカム―基本所得のある社会へ』に寄せて
見せかけの成長論の下、いくら働いても一向に生活が楽にならないワーキングプア大国・日本。格差社会を根本から改革する最も新鮮な経済社会理論ベーシックインカムの要旨を詳解。生活保障社会を提案。小沢修司(京都府立大学教授)の解説付き。
出典:現代書館公式サイト