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『洪思翊中将の処刑』山本七平(パンダ・パブリッシング)

『洪思翊中将の処刑』山本七平(パンダ・パブリッシング)

2017年
342頁
定価:2,647円(税込)




目次(収録作品)

第一章 南方赴任
第二章 韓国系将校
第三章 忠誠
第四章 出生伝説
第五章 虚構の応酬
第六章 戦犯法廷
第七章 複廓陣地
第八章 敗戦
第九章 平常心
第十章 山下裁判の証人
第十一章 捕虜輸送
第十二章 小田島証言㈠
第十三章 小田島証言㈡
第十四章 小田島証言㈢
第十五章 武藤証言
第十六章 ヘイズ日記㈠
第十七章 ヘイズ日記㈡
第十八章 ヘイズ日記㈢
第十九章 ヘイズ日記㈣
第二十章 指揮権
第二十一章 木原証言
第二十二章 無罪申立
第二十三章 論理と論証
第二十四章 判決
第二十五章 聖書
終章 絞首台

日本・朝鮮・米国の歴史に翻弄されつつも、武人らしく生きた朝鮮人・帝国陸軍中将の記録。

洪思翊は、大韓帝国最後の皇帝に選抜されて日本の陸軍中央幼年学校に入学、(朝鮮王家以外では)朝鮮人として最高位の中将にまで出世した人物である。
しかし終戦直後から始まったフィリピン軍事裁判で、フィリピンの捕虜の扱いの責任を一方的に問われ、死刑に処せられた。

太平洋戦争に従軍した山本七平が、
 ・洪思翊中将が、アメリカをはじめとする連合国の軍事裁判の横暴さに対して、なぜ弁明もせず絞首台に上ったのか。
 ・そもそも生活に困っていたわけでもない朝鮮人エリートが、なぜ日本軍に入ったのか。
「忠誠」とは何か。
について問う。

出典:パンダ・パブリッシング公式サイト


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