『戦後日本思想大系16 現代人間論』編集・解説 小田実（筑摩書房）全16巻
2019年
264頁
目次（収録作品）
解説 人間について 小田実/p3
I 死ぬ
原爆小景 原民喜/p57
荒廃の夏 井上光晴/p60
ベトコン少年、暁に死す 開高健/p62
基本的人権と医学 松田道雄/p71
―対談―国家と政治死 武田泰淳・鶴見俊輔/p87
II 生きる
歯朶 （抄） 金子光晴/p111
雪 石井敏雄/p114
専問家は保守的だ 片桐ユズル/p115
今日の証言 梁景河/p122
デカダン文学論 坂口安吾/p124
ある 「共生」 の経験から 石原吉郎/p135
『めもらびりあ』 （抄） 福田定良/p141
仏教との出会い 真継伸彦/p151
無抵抗主義者 林達夫/p161
霧の朝 森有正/p169
童貞 富士正晴/p190
III 考え、 あらわす
現代詩とコトバ （抄） 片桐ユズル/p243
感覚と欲望と物について 野間宏/p249
なぜ文学は人生に必要か 桑原武夫/p260
『太平洋ひとりぼっち』 （抄） 堀江謙一/p276
恵庭事件最終弁論 野崎美晴・野崎健美/p289
IV こわし、 つくる
人類学上から見た人間の疎外 石田英一郎/p295
瓢鰻亭通信 前田俊彦/p306
中国の近代と日本の近代 竹内好/p332
V 一つの結び
―討論―チェコ問題をどう受けとめるか 古田光・市井三郎・竹内芳郎・日高六郎・福田歓一/p369
格子なき牢獄国家の論理 久野収 （ききて）山田宗睦/p416
執筆者略歴/p433
「現代人間論」関係年表/p440