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『ドナルド・キーン著作集 第4巻 思い出の作家たち』(新潮社)

『ドナルド・キーン著作集』(全15巻)(新潮社)

第4巻 2012年・636頁

目次(収録作品)

思い出の作家たち 谷崎・川端・三島・安部・司馬 松宮史朗訳
まえがき
谷崎潤一郎
川端康成
三島由紀夫
安部公房
司馬遼太郎

日本の作家
鴎外の『花子』をめぐって
子規と啄木  吉田健一訳
谷崎潤一郎の文学  日本の文学編集室訳
谷崎全集と単行本
川端康成と日本の伝統
太宰治の文学
国際文学賞奮闘記
『近代能楽集』について
三島由紀夫の死
三島由紀夫における「菊と刀」  高橋正訳
三島由紀夫の埋れた戯曲
三島由紀夫論
安部公房作『棒になった男』と『ガイドブック』
大江健三郎とワイセツ文学
日本の作家たち

日本文学を読む
二葉亭四迷
尾崎紅葉
幸田露伴
樋口一葉
泉鏡花
森鴎外
田山花袋
国木田独歩
正岡子規
島崎藤村
夏目漱石
徳田秋声
正宗白鳥
岩野泡鳴
真山青果
永井荷風
与謝野晶子
石川啄木
北原白秋
高村光太郎
谷崎潤一郎
武者小路実篤
志賀直哉
有島武郎
斎藤茂吉
萩原朔太郎
芥川龍之介
横光利一
川端康成
葉山嘉樹
宮本百合子
三好達治
中原中也
西脇順三郎
堀辰雄
梶井基次郎
島木健作
武田麟太郎
中島敦
太宰治
高見順
井伏鱒二
火野葦平
大岡昇平
宇野千代
現代の俳句
三島由紀夫
安部公房
開高健
大江健三郎
あとがきにかえて

私の日本文学逍遥 現代作家をめぐって
二十二年前の三島由紀夫 金関寿夫訳
三島由紀夫と日本の現況 千葉宣一訳
下田の一夜
変形のイメージ――『水中都市・デンドロカカリヤ』
不思議の国のアリス――『砂の女』
夢の循環連鎖――『燃えつきた地図』
転向と忠誠――『榎本武揚』
正統と異端の対立――『内なる辺境』
内的亡命への共感――『都市への回路』
どういう幽霊がここにいるか
菜穂子と圭介とモーリヤック

声の残り 私の文壇交遊録 金関寿夫訳
はじめに
火野葦平の屈折
阿部知二に出会って
予期せざる「デビュー」
大谷崎
伝統的主題と木下順二
思い出多き川端康成
永井荷風の美しい話し言葉
唯一英語で語らった吉田健一
河上徹太郎との別れと出会い
石川淳の学識
巨漢・篠田一士の感性
三島由紀夫(一) 外国で広く上演された最初の日本人劇作家
三島由紀夫(二) 私の読み違いから生まれた意見不一致
三島由紀夫(三) 信じてもらえない同行取材先での逸話
三島由紀夫(四) 彼の眼は真っ赤になっていた
必ず残る大岡昇平の戦争文学
人より半年早く察知していた有吉佐和子
足をニューヨークに向けて寝た開高健
何にも邪魔されない大江健三郎のユーモア
おわりに
『声の残り』に寄せて

解題
人名索引/作品名索引

この六月(2012年)に九十歳、卒寿を迎えるキーン氏。谷崎潤一郎、永井荷風といった伝説的大作家ともじかに文学論をかわしてきた。川端康成、三島由紀夫、安部公房、司馬遼太郎らと親しく交わったキーン氏だからこそ、作家の人物像は立体的であり、作品論はこの上ない深みをもつ。近現代の作家約60人を、さまざまな角度から描く。

出典:新潮社公式サイト

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