『ドナルド・キーン著作集』(全15巻)(新潮社)
第11巻 2014年・525頁
目次(収録作品)
日本人の西洋発見 芳賀徹訳
日本語版によせて
序
一 日本におけるオランダ人
二 蘭学の勃興
三 「もすこうびあ」からきた奇妙な便り
1 冒険男爵の警告
2 漂流民の帰還
四 本多利明とヨーロッパ発見
1 本多利明という人
2 西洋の呼び声
絵画
文字
書物
宗教と哲学
科学
洋風の生活
3 本多利明の経済思想
対外貿易
人口問題
植民論
五 北方の探険者
1 日本人と異国人たち
2 最上徳内
3 間宮林蔵
六 平田篤胤と洋学
篤胤の借用した西洋科学の知識
篤胤の借用した西洋神学の知識
篤胤のヨーロッパ人観
篤胤の西洋知識の源泉
註
参考文献
渡辺崋山 角地幸男訳
序 章 不忠不孝渡邉登
第一章 鎖国日本と蘭学
第二章 天皇、将軍よりも藩主
第三章 写実の独創
第四章 藩政改革の日々
第五章 人間崋山
第六章 蛮学事始
第七章 井蛙管見を排す
第八章 海からの脅威
第九章 牢獄への道
第十章 海防と幕政批判
第十一章 田原蟄居
第十二章 崋山自刃
註
参考文献
解題
人名索引/作品名索引
鎖国期、もっぱらオランダから西洋の先進的な学問や科学を取り入れた日本。しかし、それは容易なことではなかった。蘭法医たちの苦心、北方に出て行った探険家たちの惨憺……。本多利明ら、文明の大いなる前進に貢献した蘭学者たちの姿を克明に綴った記念碑的名著。その時代を代表する人物の評伝『渡辺崋山』を併録した。
出典:新潮社公式サイト