2003年
288頁
昆虫採集が趣味の31歳の男性教師が、砂丘のある村に昆虫採集に行く。
村の民家に一泊することなるが、その家はすり鉢状の砂穴の底に建っていて縄梯子を使わないと出入りできない。
翌朝、縄梯子が取り外されていて男は、砂穴の家に閉じ込められてしまう。
不条理を描き、不気味な興味深さを催すユニークな小説。
現代社会の不条理な構造を多分に寓意するとともに、日本のムラ社会の性質をも描いている名作。
多数の要素が入れ込まれているため、読者により、また、読む年代により色々に鑑賞される作品だろう。
なかなか、おすすめ。
