『モナドロジー 他二篇』ライプニッツ、谷川多佳子・岡部英男訳(岩波文庫)
2019年
248頁
目次(収録作品)
モナドロジー
理性に基づく自然と恩寵の原理
実体の本性と実体間の交渉ならびに魂と身体のあいだにある結合についての新説
付録
物体と原動力の本性について(抄訳)(一七〇二年五月)
ゾフィー宛書簡(一六九六年一一月四日)
ゾフィー・シャルロッテ宛書簡(一七〇四年五月八日)
生命の原理と形成的自然についての考察,予定調和の説の著者による(一七〇五年五月)
コスト宛書簡(一七〇七年一二月一九日)
ブルゲ宛書簡(一七一四年一二月)
ダンジクール宛書簡(一七一六年九月一一日)
「モナドには窓がない」という言葉で知られる単純な実体モナド。その定義に始まり、モナドの行う表象、その織りなす予定調和、神の存在と最善な可能世界の創造、物体の有機的構造、神と精神の関係まで、広範な領域を扱うライプニッツの代表作。「理性に基づく自然と恩寵の原理」ほか、関連する論文と書簡などを併収。新訳。
本書表紙(カバー)より
[関連]
『モナドロジー・形而上学叙説』ライプニッツ(2005・中公クラシックス)