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『空へ』ジョン・クラカワー(ヤマケイ文庫)

『空へ―悪夢のエヴェレスト1996年5月10日』ジョン・クラカワー、 海津正彦訳(山と渓谷社・ヤマケイ文庫)

2013年
512頁




目次(収録作品)

エヴェレスト山頂 八八四八メートル/一九九六年五月十日/インド、デーラ・ダン 六八一メートル/一八五二年/北インド上空 九〇〇〇メートル/一九九六年三月二十九日/パクディン 二八〇〇メートル/一九九六年三月三十一日/ロブジェ 四九三〇メートル/一九九六年四月八日/エヴェレスト・ベースキャンプ 五三六〇メートル/一九九六年四月十二日/第一キャンプ 五九五〇メートル/一九九六年四月十三日/第一キャンプ 五九五〇メートル/一九九六年四月十六日/第二キャンプ 六五〇〇メートル/一九九六年四月二十八日/ローツェ・フェース 七一〇〇メートル/一九九六年四月二十九日〔ほか〕

1996年3月のネパール入国からベースキャンプ設営、順次キャンプを延ばし、5月10日の大量遭難にいたるまでを、各国の公募隊参加者の動向や彼らの証言をもとに組み立てられた山岳ノンフィクションです。
著者のクラカワーはアメリカのアウトドア誌のレポーターとして、ニュージーランド人ガイドの率いる公募登山隊に参加、その実態をレポートするはずだったが、たまたま事故の当事者となり、幸運にも生還することができました。
5月10日の登頂後、下山中、悪天に襲われ、あいついで6人が死んでいくさまを詳細に描いた後半は、読者の胸をうちます。
著者は、帰国後、辛抱強く取材を重ね、本書を著わし、世界15カ国で出版、ベストセラーとなりました。

出典:山と渓谷社公式サイト

原題『INTO THIN AIR』。本書は、おそらく『空へ―エヴェレストの悲劇はなぜ起きたか』を改題してヤマケイ文庫化したもの。

[関連]
『空へ―エヴェレストの悲劇はなぜ起きたか』ジョン・クラカワー、 海津正彦訳(1997・文藝春秋)単行本
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同上(2000・文春文庫)
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