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『中国の異民族支配』横山宏章(集英社新書)

『中国の異民族支配』横山宏章(集英社新書)

2009年
240頁




目次(収録作品)

第1章 「華夷之辨」と「大一統」-排外と融和の中華思想
第2章 革命派対変法派―清朝末期“二つ”の中華思想の闘い
第3章 辛亥革命と五族共和―排外に始まり融和に終わった革命
第4章 コミンテルン、共産党と国民党の確執―民族自決と中華思想
第5章 蒋介石の国民政府の時代―構造不変の中華帝国
第6章 共産党の民族政策―それは解放なのか?

チベット・ラサ民衆蜂起から50周年。孫文、蒋介石、毛沢東、近現代史の重要人物の言葉で、現代中国のアキレス腱、民族問題の根源を探る!

孫文、蒋介石、毛沢東……。中国近現代史に登場したキーパーソンの言葉を検証して、中国の異民族支配の根底にある、清朝以前から変わらない華夷秩序構造をあぶりだす。そこには、異民族を排斥する「華夷之辨」と、異民族をも併せ呑む「大一統」というふたつのバリエーションがあった。後者の流れをくむ「大家庭」の概念のもと、中国の多民族は一つというコンセプトをもって、異民族を支配しつづける現代中国。チベット、ウイグルなどでは漢民族の入植が進み、異民族の文化は危機にさらされている。報道統制を潜り抜け、民族蜂起、独立運動を背景としたテロ事件が散発的に伝えられるいま、その支配論理の根源を探る。

出典:集英社新書公式サイト

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