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『ノンちゃん雲に乗る』石井桃子、中川宗弥 画(福音館書店)

『ノンちゃん雲に乗る』石井桃子、中川宗弥 画(福音館書店)

1967年1月20日初版発行
278頁



ノンちゃんは8歳の女の子。新学期からは級長になる優等生です。それなのに、東京へのお出かけにつれていってもらえませんでした。悲しくて家を出たノンちゃんは、近くの神社の境内にある大きなモミジの木に登りますが、バランスを崩して木の下の池に落ちてしまいます……。気がついたら、ノンちゃんはふしぎなおじいさんと一緒に雲の上に立っていました。ノンちゃんは、おじいさんにさそわれるままに「生い立ちの記」を語りはじめます。
戦後出版されると同時に多くの読者に感銘を与えた名作。今も変わらぬ新鮮さに溢れた日本童話の古典です。小学校中級から。

楽天ブックス商品説明より


授業の「修身」、成績の「甲乙」、謄写版、北支等の言葉が時代を感じさせるが、いまも古びなく読める話。
最後の話の展開が意外だった。
「小学校中級から」とあるが、中学・高校生くらいに適しているだろう。内容は平易だが、278ページもあるので、小学中学年でこれをきちんと鑑賞できるのは、かなり鑑賞力が高い。
まあまあよいが、筆者には冗長に感じた。

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