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『敗北を抱きしめて』ジョン・ダワー(岩波書店)

『敗北を抱きしめて―第二次大戦後の日本人』(上下)ジョン・ダワー、三浦陽一・高杉忠明・田代泰子訳(岩波書店)

上巻(三浦陽一・高杉忠明訳)

増補版2004年
379頁

目次(収録作品)

第1部 勝者と敗者(破壊された人生/天降る贈り物)
第2部 絶望を超えて(虚脱―疲労と絶望/敗北の文化/言葉の架け橋)
第3部 さまざまな革命(新植民地主義的革命/革命を抱きしめる/革命を実現する)

下巻(三浦陽一・高杉忠明・田代泰子訳)

増補版2004年
464頁

目次(収録作品)

第4部 さまざまな民主主義(くさびを打ち込む―天皇制民主主義(一)/天から途中まで降りてくる―天皇制民主主義(二)/責任を回避するー天皇制民主主義(三) ほか)
第5部 さまざまな罪(勝者の裁き、敗者の裁き/負けたとき、死者になんと言えばいいのか?)
第6部 さまざまな再建(成長を設計する)
エピローグ 遺産・幻影・希望

1945年8月,焦土と化した日本に上陸した占領軍兵士がそこに見出したのは,驚くべきことに,敗者の卑屈や憎悪ではなく,改革への希望に満ちた民衆の姿であった.勝者による上からの革命に,敗北を抱きしめながら民衆が力強く呼応したこの奇跡的な「敗北の物語」を,米国最高の歴史家が描く.20世紀の叙事詩.ピュリッツァー賞受賞.

敗戦後日本人の苦難の歩みを描いて,日本中に感動を巻き起こした名著の写真増補版.旧版の2.5倍以上に増補された貴重な写真は,著者みずからによって本文といっそう緊密に組み合わされ,敗北を抱きしめて立ち上がった民衆の類まれな経験を語り尽くす.ヴィジュアル史料と文字史料が織り成す陰影深い戦後史像の誕生.

出典:岩波書店公式サイト

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