「葉桜と魔笛」太宰治 2022/1/31 2023/11/16 書評 短篇小説・掌篇小説 若くして病没した妹について、姉が三十五年後に語るという独白体の短篇。 真相は分からない話。淀みなく流れる女性の語りが、ひとつの詩のようで巧い。おすすめ。 『太宰治全集2』(ちくま文庫)に所収。 太宰治作品リスト (青空文庫) Kindle版(無料) こちらの記事もどうぞ『富嶽百景・女生徒 他六篇』太宰治(岩波文庫)『晩年』太宰治(岩波文庫)『証言 三島由紀夫・福田恆存たった一度の対決』持丸博・佐藤松男(文藝春秋)『走れメロス・東京八景 他五篇』太宰治(岩波文庫)『十二月八日・苦悩の年鑑 他十二篇』太宰治(岩波文庫)『したたかな植物たち』多田多恵子(ちくま文庫)『現人神の創作者たち』山本七平(ちくま文庫)『町人文化の開花 日本の古典4』板坂元(講談社現代新書)