『心の科学と哲学―コネクショニズムの可能性』戸田山和久・服部裕幸・柴田正良・美濃正編(昭和堂)
2003年
300頁
目次(収録作品)
コネクショニズムという考え方
第1部 コネクショニズムのどこが新しいのか(「分散表象」は認知の説明にはたして役立つのか?/「表象なしのコネクショニズム」とその行方/新しい認知の理論としてのコネクショニズムの可能性)
第2部 フォークサイコロジー(素朴心理学)の運命(素朴心理学が静かに消える日/コネクショニズムは素朴心理学に対して何か言えるのだろうか―「心」が頭の中にあるためのミニマルな条件/ニューラルネットワークは幸せになれるか?-コネクショニズムと消去主義の倫理学的含意)
第3部 コネクショニズムを超えて(言語機能における記号主義とコネクショニズムの統合―ロボットにことばを理解させるには/コネクショニズムと日常的推論/ピクトリアリズムと像的論理/表象主義を超えてーイナクション理論の射程)
人工知能研究における新たなパラダイム「コネクショニズム」。これまでの認知科学をすべて吹き飛ばしてしまうような刺激的な「ものの見方」の持つ意味は、一体なんだろうか。 「コネクショニズム」に魅せられた哲学者・科学者たちの研究論集。
出典:昭和堂公式サイト