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『ベンヤミン・コレクション6 断片の力』(ちくま学芸文庫)

『ベンヤミン・コレクション6 断片の力』ヴァルター・ベンヤミン、浅井健二郎編訳、久保哲司・岡本和子・安徳万貴子訳(ちくま学芸文庫)シリーズ全7巻

2012年
702頁




目次(収録作品)

アフォリズム集
食べる
推理小説を旅の友に
正体を明かされた復活祭のうさぎ、あるいは隠し方入門
発掘と追想

イビサ連作
マルセイユのハシッシュ
日の照りつけるなかを
夢を見ている男の自画像
短い影 2
ケンタウロス
心象
もう一度
ささやかな工芸−品
一度は数のうちならず
ひそかな出来事
ある大きな古い町に…
シラーとゲーテ
夕べのパーン
風景のなかのヒポコンデリー患者
女帝の朝
〈青春〉の形而上学
飛行士
父の死
セイレーン
土のちりに、この移ろいやすいものに、書き込まれて
D…y宮殿
ミスロヴィツ−ブラウンシュヴァイク−マルセイユ
マスコット号の航海
ハンカチーフ
旅の宵
サボテンの生垣
ソネット集
第二の〈わたし〉
孤独のなかから生まれてきたお話
四つの小話
一分とたがわずに
山車行列の上方での会話
幸運な手
ラステッリが物語る…
ベルリン年代記
パサージュ
パリのパサージュ 1
夜に
パリのパサージュ 2
二つの夢
成功への道十三カ条
美しい恐怖
短い影 1

「叙述の輝きは思考細片の価値にかかっている」とベンヤミンは言う。“これが青年期の思考だ”と叫んでいる「形而上学」。第一次世界大戦の勃発直後に自殺した親友に捧げるソネット群。旅の途上の夢想に紡がれた小品群。夢や思い出、ふと心に浮かぶ想念から生まれ出た物語群。亡命の前年に運命の島イビサで綴られた、ベルリンでの幼年期から青年期までを回想する手記―。本書では、ベンヤミンの特異な“断片”概念が織り成す多様な言語表現を立体的に構成。謎に包まれた『パサージュ論』の生成過程を明かす、邦訳初公開の覚書集三篇が注目される。待望の新編・新訳アンソロジー第六弾。

出典:筑摩書房公式サイト

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