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『ベンヤミン・コレクション7 〈私〉記から超〈私〉記へ』(ちくま学芸文庫)

『ベンヤミン・コレクション7 〈私〉記から超〈私〉記へ』ヴァルター・ベンヤミン、浅井健二郎編訳、土合文夫・久保哲司・内村博信・岡本和子訳(ちくま学芸文庫)シリーズ全7巻

2014年
654頁




目次(収録作品)

詩人
グリルパルツァーの『サッポー』について、「作者は〈ゲーテの牛で耕した〉のだ」と言うことができるか?
フローレンス・クリスティアン・ラング宛ての手紙、一九二三年十月二十四日付け
フローレンス・クリスティアン・ラング宛ての手紙、一九二三年十一月十八日付け
マックス・リーヒナー宛ての手紙、一九三一年三月七日付け
履歴書 1
ヴァルター・ベンヤミン『ドイツ・ロマン主義における芸術批評の概念』(一九二〇年)
履歴書 2
履歴書 3
履歴書 4
税務署とのちょっとした手紙のやりとり
別れの手紙と遺書
アゲシラウス・サンタンデル
履歴書 5
自画像のための素材
履歴書 6
履歴書 7
聖霊降臨祭の休みに出かけたハウビンダからの旅
一九一一年夏の旅
ロワール旅日記
〈日記〉一九三一年五月−六月
一九三一年八月七日から死の日までの日記
スペイン一九三二年
スヴェンボルでの覚書、一九三四年夏
一九三八年の日記
ブレヒトについての覚書
〈付〉ベンヤミン自殺の知らせを受けてブレヒトが書いた詩三題
一九三九年十月十一/十二日の夢
愛についての対話

〈付〉三人の宗教探求者たち
生徒たちへのリリー・ブラウンの声明
学校改革
ロマン主義
〈付〉ロマン主義
ロマン主義
道徳の授業
経験
〈青春〉は沈黙していた
グスタフ・ヴィネケン博士(ミュンヒェン)への公開書簡
新しい青年たちの宗教的立場
グスタフ・ヴィネケンへの絶縁状
昔の忘れられた児童本
おもちゃの文化史
おもちゃと遊び
プロレタリア児童劇のプログラム
コミュニズムの教育学
ヒヒロイヒラオホラ
植民地教育学
初等教育の新しい芽
イヴェルドンのペスタロッチ
媒質
詩人のなかの商人
三人のフランス人
ラ・ボエシー通りの月夜
ベルリンのブラガリア
アンナ・メイ・ウォンとの対話
精神病者たちの本
ジャコモ・レオパルディ『考察』
翻訳された作品の批評に関する根本的な手紙のやりとり
食べ物の年の市
バラージュとの対話についてのメモ
カントについての知られざる逸話
非科学的精神主義者たちによる照らし出し
われわれの時代の回想録
宗教としての資本主義
W・I・レーニン『マクシム・ゴーリキー宛ての書簡一九〇八−一九一三年』
独裁制に賛成
女性は政治生活に参加すべきか?
ダーウィニズムの危機?
ドイツのある自由な研究所
社会研究所
この研究所に対する私の関係
「歴史の概念について」〈一九四〇年成立〉の異稿断片集〈抄〉
〈付〉ドイツ文化のなかのユダヤ人たち

青年運動での高揚と挫折、第一次世界大戦とその後の大インフレーションによる困窮、ナチスの台頭と亡命、そして第二次世界大戦という死への坂道―混迷と変転のなかで、ひとりの思考者の“私”が、もがきながら、超“私”的問題連関をリトマス試験紙として、位置測定と方向確認を繰り返し試み続ける、その足跡。数々の“私”記、対話篇、“教育”問題への言及、時代/政治/文学/科学/歴史をめぐる考察群。それらを、「“私”と超“私”の相克と相互浸透」という視点から読み解くときに浮かびあがってくる、批評家ベンヤミンの新たな相貌!新編・新訳アンソロジーの第7弾となる最終巻。

出典:筑摩書房公式サイト

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