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『【増補改訂】日本・ポーランド関係史 1904~1945年』(彩流社)

『【増補改訂】日本・ポーランド関係史 1904~1945年』エヴァ・パワシュ=ルトコフスカ、アンジェイ・タデウシュ・ロメル、柴理子訳(彩流社)

増補改訂版2020年
471頁




目次(収録作品)

第一章 一九〇四年以前のポーランドと日本の交流
 ポーランドにおける最初の日本情報
 日本における最初のポーランド情報
 福島安正のポーランド横断騎馬旅行(1892)

第二章 日露戦争
 日露戦争前夜の日本とポーランドの状況
 日露戦争中のポーランド人政治指導者と日本人の接触
 ドモフスキとピウスツキの日本訪問
 ドモフスキとピウスツキ帰国後の日ポ協力

第三章 一九二〇年代
 日本によるポーランド独立の承認
 シベリア出兵へのポーランド人の参加
 公使館の相互設置(1920~1921)
 ポーランド・ソヴィエト戦争(1920)への日本の対応
 シベリアのポーランド人児童の引き揚げ
 日本に駐在したポーランドの外交代表
 ポーランド駐在の日本人外交官と皇族のポーランド訪問
 参謀本部間の協力と軍事代表の交換
 日本軍将校への軍功勲章の授与 
 「ポーランド国・日本国間通商航海条約」の締結
 ポーランドにおける日本文化の紹介と日本におけるポーランド文化の紹介
 ポーランドの日本学科の始まり──言語教育と言語研究
 ポーランド・日本協会(ポーランド)と日波協会(日本)
 ポーランド文化文化の普及

第四章 一九三〇年代
 日本駐在のポーランド外交官
 ポーランド駐在の日本人外交官と皇族のポーランド訪問
 満州事変および満州国建国に対するポーランドの対応
 「東方パクト」とソ連の国際連盟加盟
 両国公使館の大使館昇格
 日独伊三国同盟へのポーランド加入の試み
 ポーランド・ドイツ間の関係改善における仲介工作
 ポーランドによる満州国の承認
 グディーニャ、ルヴフ、ダンツィヒの日本領事館
 参謀本部間の協力と軍事代表の交換
 第二次世界大戦の勃発と日本・ポーランド間の外交関係
 ソ連の奥地のポーランド人抑留者たち
 駐日ポーランド大使館の廃止
 極東ポーランド通信班(1939~1941)
 在日ポーランド人互助会

第五章 第二次世界大戦中の諜報活動における協力
 カウナス──杉原千畝とポーランド諜報機関
 ベルリン─ケーニヒスベルク
 ストックホルム──小野寺将軍とリビコフスキ少佐

多数のユダヤ人を救った杉原千畝大使とポーランドの関係は有名だが、戦前の日・ポ関係は、大国ロシアを挟んだ地政学的特殊性によって日露戦争、第一次、第二次世界大戦と続く「革命と戦争」の時代にあって、極めて特異な交流があった。特にロシアの脅威に晒され、またヨーロッパで苦難の道を歩んだポーランドの持つ各国の情報は、日本にとって貴重なものであった。本書は、軍事関係だけでなく皇室も含めた両国の交流と知られざる日本外交の側面を描いた旧著に大幅な増補を加えた決定版である。

アマゾン商品説明より


[関連]
『日本・ポーランド関係史 1904~1945年』(2009・彩流社)334頁
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