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『雪月花の心』栗田勇(祥伝社新書)

『雪月花の心』栗田勇(祥伝社新書)

2008年11月5日初版第1刷発行
244頁
定価:1,430円(税込)

横書き




目次(収録作品)

1 序――日本文化の特質「雪月花」
2 詩文学に表された日本人の心情
3 図版で見る日本人の心と形
(1) 日本の歴史を概観
(2) 古代の世界(飛鳥・奈良・平安時代)
(3) 中世の世界(鎌倉・室町・桃山時代)
(4) 近世の世界(江戸時代)

4 結び――現代に生きる〈茶の湯〉の精神

著者は、フランス文学者、評論家、翻訳家ほか。(1929-2023)

本書は、(おそらく)1980年代に富士通グループの外国人経営者らを対象に行われた講演を基に編集したもの。
英文対訳で、見開き左に日本文、右に英文のレイアウト。また、歴史的な絵、彫像、建造物などの写真(カラーも多い)が収めれている。

日本の精神を和歌、俳句、仏教、茶の湯、絵、建築等を紹介しながら通史として論じている。
ある程度日本の歴史文化を勉強している日本人の「大人」にとっては、いま一つ物足りない感があるが、とてもうまくまとまった本。外国人向けの講演としては、非常に充実した内容。日本の精神・歴史を学びたい、特に高校生位の年の人によい本。

[筆者注]
(p.70)「考古学の研究が進むにつれて、日本民族の起源は、ますます古く20万年前ぐらいまでさかのぼることがわかってきました。」

新人(ホモ・サピエンス)の起源が、20万〜30万年前だと言われているので、上記はおかしい。
また、日本民族の起源の一つが「騎馬民族」だという(p.70)のが、「騎馬民族説」を指すのならば、これは今ではほぼ否定されている。

[関連]
『雪月花の心』栗田勇(1987・祥伝社)単行本
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