2019年
256頁
目次
第1章 日本人が知らないプーチンの本性(日本における「反中親日」という幻想/プーチン体制はいかにして出来上がったのか/プーチンの対欧米外交 ほか)
第2章 ロシアは「約束を破るために約束をする」(ロシア人の歴史認識/「アニメが好きなロシア人は親日」という勘違い/現代ロシア人の日本像 ほか)
第3章 ウクライナの教訓ー平和ボケと友好国への盲信が悲劇を招く(ソ連末期のウクライナの状況/主権宣言に仕込まれた時限爆弾=「非核三原則」/アメリカはソ連の崩壊を望まなかった ほか)
このままでは北方領土は返ってこない! 安倍晋三首相はいま、ロシアのプーチン大統領と首脳会談を重ねて関係を深めている。経済協力を通じた友好関係を深めた先に、念願の北方領土の返還が実現するのではないか、との期待がある。しかし現在の外交手法では、北方領土が返ってくることはないだろう。日本人の大多数はロシアの正体や、プーチンという人物の本性を知らない。ロシアと国境を接するウクライナ出身の著者は、ロシアは「約束を破るために約束をする」国だという。領土クリミアを奪われた経験から日本人に警鐘を鳴らし、世にはびこる「プーチン幻想」を解消する。
倉山満氏推薦! 「かつてウクライナは、世界三位の核保有国だった。しかし『非核三原則』を掲げ、あげくはクリミアをロシアに奪われた。日本在住のウクライナ人が、平和ボケ日本人に贈る警告の書。プーチンに騙されるな! 」
出典:PHP INTERFACE
[参考]
『ウクライナ人だから気づいた日本の危機』グレンコ・アンドリー(2019・扶桑社)