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『GHQ焚書図書開封』西尾幹二(徳間書店)

『GHQ焚書図書開封1―米占領軍に消された戦前の日本』西尾幹二(徳間書店)

2008年
360頁




目次(収録作品)

第1部(PART1)
第一章 「GHQ焚書図書」とは何か
「焚書」と「検閲」は別である
東京大学文学部の関与
秘密裏に行われた陰険な「没収」
帝国図書館館長室と首相官邸での秘密会議
尾高邦雄、金子武蔵、牧野英一
占領軍没収リスト作成班によるふるい分け
文部次官通達による没収の全国展開
占領軍に失敗感があった
アメリカに移送された大量の文書の行方
東京裁判とつながる可能性
没収された本の若干例

第二章 占領直後の日本人の平静さの底にあった不服従

言葉と謀略による「戦後の戦争」
私信を「検閲」した恐ろしいシステム
日本社会の不気味な沈黙
日本人が戦後たちまち従順になった諸理由
戦闘は終わったが戦争は続いていた
ABCD包囲陣に対する戦中の日本の静かな決意
当時の日本人の勁さは何だったのか

第2部(PART2)
第三章 一兵士の体験した南京陥落

歩兵上等兵「従軍記」の感銘
正確に自分を見つめる「目」
戦場の人間模様
ついに南京入城
南京から蕪湖へ
平和でのどかな南京の正月風景

第四章 太平洋大海戦は当時としては無謀ではなかった

パラダイムが変わると歴史の見方は変わる
日米もし戦わば、を予想する本
日米大海戦は「日本有利」という事前観測
「限定戦争」と「全体戦争」
ハワイ占領とパナマ攻撃ははたして誇大妄想だったか
日本を侮れないぞと必死に瀬踏みしていたアメリカ
ソ連が見ていた極東情勢
太平洋の戦いの本質は「日英戦争」だった

第五章 正面の敵はじつはイギリスだった

一九二〇年代、日米は「若き強国」にすぎなかった
日本が「敵」として意識していたのはイギリスだった
「平和もまた戦争同様、凶悪である」
宣伝戦の重要性を知って始めたのはイギリスだった
イギリスは文明の模範であり卑劣の代表でもあった
植民地インドにおけるイギリスの暴虐
日本にとってイギリスの脅威とは何であったか

第六章 アジアの南半球に見る人種戦争の原型

イギリスが手を伸ばしたもう一つの新大陸
空白の大地はどのようにして発見されたか
アメリカ独立戦争のネガティヴな影響
新植民地に咲いた悪の花
いまもオーストラリアはなぜ元気がない国家なのか
国家の起源と独立戦争が歴史に対してもつ意味
日本を「第二のスペイン」にしてはならない

第七章 オーストラリアのホロコースト

本国イギリスもたじろぐ植民地の白人純血主義
マオリ族を中心に―
タスマニア原住民の悲劇
アングロサクソンによる少数民族絶滅
歴史書の没収はホロコーストに通じる
日清戦争後のオーストラリアは日露戦争後のアメリカに瓜二つ
二十世紀の戦争の歴史を動かした人種問題

第八章 南太平洋の陣取り合戦

イギリスとアメリカの接合点
「南洋」情勢を概観する
植民地が抱く帝国主義的野心
オランダ、ドイツ、イギリスによる南太平洋の分捕り合戦
第一次世界大戦と日本海軍の役割
日本の「人種平等案」を潰したアメリカとオーストラリア
第一次大戦直後から「ABCD包囲陣」の準備は始まっていた

第九章 シンガポール陥落までの戦場風景

ワシントン会議によるハワイとシンガポールの軍事要塞化
シンガポール攻略とアジアの解放
壮絶!コタバル上陸作戦
日本軍を歓迎した現地の人々
シンガポール陥落と世界各国の反応

第十章 アメリカ人が語った真珠湾空襲の朝

昭和十八年四月に日本語に翻訳された米人の空襲体験記//295
ホノルルの朝の情景
カネオエ飛行場の空爆
日本軍はけっして市街地攻撃はしなかった!
当時の日本の新聞に見る「十二月八日」
壮烈!真珠湾攻撃
アメリカ人著者が語る日本軍の実力と襲撃の世界的意義
必ずしも奇襲とはいえない

あとがき
文献一覧

巻末付録
付録1 ・連合国軍総司令官による覚書(オリジナルコピー)
付録2 ・連合国総司令官による覚書
付録3 ・GHQの民間検閲支隊調査課が没収刊行物選びのために作成した英文資料
付録4 ・刊行物没収にかかる文部次官通達
付録5 ・GHQの指令と日本政府の没収冊数一覧
付録6 ・米議会図書館所蔵の占領期被接収文献
付録7 ・GHQ没収本・著者別点数ランキング
付録8 ・南洋諸島の占領・統治の歴史

アメリカが仕掛けた「焚書=歴史書の没収」は日本消滅の時限爆弾だった! 7000冊以上を抹消させられたことで日本現代史に生じた巨大な空白を問う、著者渾身の歴史検証シリーズ、待望の連続刊行第1弾。
秘密裏に行なわれた帝国図書館館長室と首相官邸での「没収リスト」作成の現場から、アメリカに移送された「焚書」文書の行方、歴史から消された一兵士の従軍記が克明に記録していた侵略戦争の本来の姿など瞠目の真事実を白日にする。

出典:徳間書店公式サイト

※1~6巻までは、文庫化。また、全12巻電子版あり。

GHQ焚書図書開封

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[参考]
番組一覧「GHQ焚書図書開封」西尾幹二

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