スポンサーリンク

『甲子園への遺言』門田隆将(講談社文庫)

『甲子園への遺言―伝説の打撃コーチ 高畠導宏の生涯』門田隆将(講談社文庫)

2008年
416頁




目次(収録作品)

プロローグ
第一章 教壇に立った異色の新米教師
第二章 岡山の怪物バッター
第三章 不思議な雰囲気を持つ男
第四章 社会人ナンバー・ワン打者
第五章 「尾張メモ」と南海データ野球
第六章 飛び込んだプロの世界
第七章 バット一本の現役生活
第八章 二八歳の打撃コーチ誕生
第九章 諜報野球とプロ野球
第一〇章 シンキングベースボール
第一一章 日本初の「戦略コーチ」
第一二章 創り上げた首位打者
第一三章 野村との訣別と新たな出会い
第一四章 最後の講演で語ったコーチ人生三〇年
第一五章 辿り着いた野球の神髄
第一六章 生徒の心の中に
エピローグ
おわりに
文庫版あとがき

『甲子園への遺言』は、平成16年7月1日、多くの野球人、生徒たちに惜しまれつつ世を去った、不世出の打撃コーチ・高畠導宏氏の生涯を描いたノンフィクション作品です。
高畠氏は古くは南海の藤原、ロッテの落合、高沢、西村、そして最近ではイチローや田口、小久保など、数多くの名選手を育てたプロ野球界伝説の打撃コーチです。多くのプロ野球選手たちが彼に教えを乞い、30年にわたって第一線の選手たちの技術面と精神面の支えになりつづけました。
ところが、その高畠氏は五十代半ばにして一念発起をします。通信教育で教職の勉強をはじめ、プロ野球球団のあまたの誘いを蹴って高校教師の道を選んだのです。
そして、平成15年春、福岡県の私立筑紫台高校に新人教師として着任します。社会科教諭として教鞭をふるう一方、野球部を甲子園に連れて行きたいと考えたのでした。諦めや疲労感に支配される五十代に、なかなかできることではありません。ところが、長年の無理がたたったのでしょう。高畠氏の体はそのとき重大な病気に冒されはじめて……。こんなに凄い高校教師がいた! ──高畠氏はなぜ転身を決意し、そして、そうまでして高校生たちに何を伝えようとしたのでしょうか。

出典:講談社BOOK俱楽部


[関連]
『甲子園への遺言―伝説の打撃コーチ高畠導宏の生涯』門田隆将(2005・講談社)単行本
amazon

[参考]
「フルスイング」(テレビドラマ)(2008)(NHK・2008年放送)
amazon[DVD-BOX]

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

Secured By miniOrange