※画像(amazonリンク)は各レーベルのベストセラー。
岩波文庫
古典として価値が定まった(と岩波書店が判定した)文学、学術・教養系の著作を文庫判で刊行するレーベル。したがって、出版されてからそれほど年月を経ていないものは、本レーベルには入らない。
ジャンルを表紙(カバー)の背表紙の色で分類している。
青:思想・哲学・歴史・宗教・教育・自然科学ほか。
黄:江戸時代までの日本の古典文学。
緑:日本の近現代文学。
白:法律・経済・社会。
赤:外国文学。
岩波現代文庫
「岩波同時代ライブラリー」を引き継ぐ文庫判のレーベル。
20世紀後半以降に出版された文学作品、学術・教養系の著作を刊行するレーベル。また、他社で出版され価値があるが絶版となったものも本レーベルで復刊している。
ジャンルを学術(青)、文芸(赤)、社会(緑)に色分けしている。
講談社学術文庫
講談社の学術・教養系文庫のレーベル。「学術文庫」と冠しているが、学術的なものだけでなく軽いエッセーのようなものも収める。他社で出版されたが絶版等になり入手難になった定評のある本も復刊している。
字が小さいのが欠点。
ちくま学芸文庫
筑摩書房の学術・教養系文庫のレーベル。他社で出版されたが絶版等になり入手難になった定評のある本も復刊している。
角川ソフィア文庫
KADOKAWA(角川書店)の学術・教養系文庫のレーベル。
教養系文庫では比較的廉価なのはよいのだが、その分、紙の質は悪い。
光文社古典新訳文庫
古典的な文学や哲学の作品を読みやすい翻訳で新訳するコンセプトの光文社の文庫レーベル。
平凡社ライブラリー
平凡社の学術・教養系文庫のレーベル。(正確には判型は、文庫と新書のあいだの大きさ)
東洋文庫
アジアの古典的著作を刊行する平凡社のレーベル。「文庫」とあるが文庫判ではなく、箱入りのハードカバーの新書サイズ。(正確には新書判ではないが、大体同じ)
中公クラシックス
中央公論新社の新書レーベル。
『世界の名著』『日本の名著』の新書版および古典的な著作を刊行。(2019年11月までで刊行が休止している)
講談社現代新書
講談社が刊行する教養系の新書レーベル。教養的なもの以外にもノウハウやハウツー系、サブカルチャーの分野なども収める。
中公新書
中央公論新社の教養系新書レーベル。
ちくま新書
筑摩書房の教養系新書レーベル。
PHP新書
松下幸之助が設立したPHP研究所が刊行する新書レーベル。教養的なものからエッセーや時事的なものなど幅広い分野を収める。
NHKブックス
NHK出版が刊行する教養系単行本のレーベル。B6判、ソフトカバー。
ブルーバックス
講談社が刊行する自然科学や科学技術の話題を一般読者向けに解説・啓蒙している新書シリーズ。
(Wikipedia)
講談社文芸文庫
講談社が刊行する文庫のレーベル。主に絶版等で入手難になった文学作品を復刊している。
意義あるレーベルだが、(仕方ないとは思うが)価格が高いのが難点。
文春学藝ライブラリー
文藝春秋社が刊行する文庫のレーベル。講談社学術文庫の文春版のようなもの。復刊が主。