「太郎坊」幸田露伴
約19枚(400字) 男の昔の恋が題材の良作。こころよい話。 おすすめ。 『幸田露伴 ちくま日本文学23』、に所収。 ...
約19枚(400字) 男の昔の恋が題材の良作。こころよい話。 おすすめ。 『幸田露伴 ちくま日本文学23』、に所収。 ...
甲府の妻の実家に妻子とともに疎開した「私」の日々を描く。 突然断ち切られたようにおわる。題名の「薄明」を描けていない。特によくはない。 ...
約9枚(400字) 郵便局で顔を合わせる男とのちょっとした交流を描く。なかなか読ませよいが、落ちが不自然でいけない。 突如、ウィスキ...
約23枚(400字) ある男が女の嘘についての出来事を語る。なかなか読ませる。ただ、落ちはよくない。もっと練れば良作になりそうなのでも...
菊池寛が御伽草子の「三人法師」に材を取った作品。 筋は原作通りだが、話の順序ほかを多少アレンジしている。しかし、それで魅力が増してはいない...
室町時代の御伽草子のひとつである「三人法師」を谷崎が翻訳したもの。原作を忠実に訳している。 三人の僧侶がそれぞれ自身が出家した経緯を語...
種山ヶ原(高原)で草刈りをする農夫と樹木の精たちとの幻想的な話。方言が多く読みづらい。作品全体としては、特によくはなかった。 同じ場所を扱...
「鹿踊(ししおど)りのはじまり」 約18枚(400字) 岩手県に伝わる「鹿踊り」をモチーフにした戯曲風の昔話調の話。表題どおり、この...
月夜のかしわばやしを舞台に(おそらく)きこりの主人公が、柏の木の大王や若い柏の木たちと歌合戦をするという筋。 よくはない。粗い。 『...
約17枚(400字) 子供が吹雪で遭難する筋で、吹雪を雪婆んご(ゆきばんご)・雪童子(ゆきわらす)などの独自のキャラクターで描いている...
ある晩、少年・恭一が鉄道線路の横を歩いていると、電信柱が歌を歌いながら行進するのを目撃する、という内容。 想像力が豊かというか、幾分かの狂...
約22枚(400字) 少年・達二が山(高原)で逃げた牛を追ったが、迷ってしまう。そこで、夢とも現実ともつかない体験をする、という内容の...
約22枚(400字) 軍隊を風刺した戯曲。まあまあ。 『新編 銀河鉄道の夜』宮沢賢治(新潮文庫)に収録されている。 am...
約14枚(400字) 森と人との暮らしをモチーフに描いた童話。 子供に読み聞かせるのにもよい。中々の良作。 『注文の多い料理店...
名作だというので読む。 鎌倉時代、故郷を離れ日本で寺男となっている年老いたフランス人が、夕焼けを眺めながら自身の人生を回想する、という...
約18枚(400字) 気分がさえず鬱々とした日のことを日記風に描いた作品。作品としては特筆すべきところはない。 下記引用の文章はよい...
約15枚(400字) ユング心理学の「影(シャドウ)」のようなものを主題にした作品。 なんとも評しがたい不思議な作品。 青空文...
約26枚(400字) 名短篇だというので読む。 旅館に宿泊した無名の青年小説家が、その宿泊客の無名の青年画家と出会い酒を酌み交わ...
約38枚(400字) 名短篇だというので読む。 なかなかよい。 主人公のともよは、東京下町の鮨屋の娘。 その常連客のひとりに...
約17枚(400字) 傑作短篇だというので読む。 アッシリアの博士が、文字の霊を研究するというのが筋。 文字にとらわれることについ...