スポンサーリンク

『完訳 ファーブル昆虫記』(集英社)第一期

『完訳 ファーブル昆虫記』(全10巻、各巻上下で20分冊)ジャン=アンリ・ファーブル、奥本大三郎訳(集英社)

第一期 5巻(10冊)
第1巻 上

2005年
384頁

目次(収録作品)

1章 スカラベ・サクレ――五月、レ・ザングルの丘で
(標本図・スカラベ・サクレ)
2章 スカラベ・サクレの飼育――卵はいつ糞球に産みつけられるのか
3章 タマムシツチスガリ――タマムシの狩人と腐敗しない死体
(標本図・タマムシツチスガリ)
4章 コブツチスガリ――なぜ決まった獲物だけを狩るのか
(標本図・コブツチスガリ)
5章 コブツチスガリの狩り――解剖学を心得た殺し屋
6章 キバネアナバチ――空き巣ねらいとの戦い
(標本図・キバネアナバチ、図・膜翅目〔ハチ類〕の系統分類)
7章 キバネアナバチの狩り――暗殺者は三回刺す
8章 キバネアナバチの幼虫――卵は安全な位置に産みつけられる
9章 アナバチたちの獲物――高等なる学説、進化論に対する批判
10章 ラングドックアナバチ――野外観察の難しさ
(標本図・ラングドックアナバチ)
11章 ラングドックアナバチの狩り――本能の賢さ
12章 アナバチ類の獲物の収納――本能の愚かさ

読み継がれる昆虫の叙事詩、待望の完訳版!
虫の詩人・ファーブルが著した昆虫自然科学の古典がファーブルの第一人者・奥本大三郎の解りやすい翻訳でよみがえる。詳細な脚注、訳注、細密な昆虫イラスト、美しい写真口絵が充実。

出典:集英社公式サイト


第1巻 下

2005年
300頁

13章 ヴァントゥー山に登る――植物学者の楽園
14章 アラメジガバチの越冬――虫の移住
15章 ジガバチ類――狩りと帰巣
16章 ハナダカバチ――酷暑のイサールの森で
(標本図・オウシュウハナダカバチ)
17章 ハナダカバチの狩り――アブやハエを空中で仕留める
18章 ハナダカバチに寄生する者――ハエ狩りのハチが恐れるハエ
19章 巣に帰るハナダカバチの能力――未知の土地でも迷わない理由を探る
20章 ヌリハナバチの巣造り――泥の壺に蓄えた花粉と蜜
(標本図・カベヌリハナバチ)
21章 ヌリハナバチの実験――背中に印をつけて放つ
22章 ヌリハナバチの奇妙な論理――始めた仕事は中断できない
付記 (標本図・アントニアツチスガリ)


第2巻 上

2006年
328頁

息子ジュールへ
1章 アルマス――念願の地、観察の本拠を手に入れる
2章 アラメジガバチの麻酔術――獲物を与えて観察する
(標本図・アラメジガバチ)
3章 アラメジガバチの未知の感覚――地中のヨトウムシを探す
4章 アラメジガバチの本能――鮮やかな狩りを司るものは何か
5章 トックリバチの巣造り――美術品のような泥の壺
(標本図・アメデトックリバチ、オウシュウトックリバチ)
6章 ドロバチの巣穴――幼虫の食堂と獲物の貯蔵庫
(標本図・ジンケイドロバチ)
7章 ナヤノヌリハナバチの新しい研究――方向感覚の実験についてのダーウィンの提案
(標本図・ナヤノヌリハナバチ)
8章 わが家の猫の物語――猫のすぐれた帰巣本能
9章 アカサムライアリの帰巣能力――頼りになるのは、視覚か嗅覚か
(標本図・アカサムライアリ)


第2巻 下

2006年
364頁

10章 昆虫の心理についての短い覚え書き――本能は類推する力をもたない
(標本図・ナヤノヌリハナバチ)
11章 ナルボンヌコモリグモ――毒牙で獲物を一撃する
(標本図・タランテラコモリグモ、ナルボンヌコモリグモ)
12章 ベッコウバチ――クモを捕らえる狩りバチ
(標本図・オビベッコウ、ナカグロベッコウ)
13章 キイチゴに住むミツバツツハナバチ――巣からの脱出の順序
(標本図・ミツバツツハナバチ)
14章 スジハナバチヤドリゲンセイ――スジハナバチに寄生する甲虫
(標本図・スジハナバチヤドリゲンセイ、関係図・スジハナバチの巣に寄生する虫)
15章 スジハナバチヤドリゲンセイの幼虫――ハチの巣にたどり着くまで
16章 ツチハンミョウ――花で宿主を待ち伏せる
(標本図・オオツチハンミョウ、ハギレツチハンミョウ)
17章 ツチハンミョウの過変態――次々に起きる思いもよらない変身
(図・ツチハンミョウの過変態)


第3巻 上

2006年
440頁

1章 ツチバチの狩り――地中で獲物を追いかける
(標本図・フタスジツチバチ、ミダレツチバチ)
2章 ツチバチ幼虫の危険な食事――獲物を殺さずに食べ進む
3章 ツチバチの繭――狩られるものたちの生理と生態
4章 ツチバチの狩りの困難さ――どうやって土の中で獲物に麻酔をかけるのか
(図・膜翅目〔ハチ類〕の系統分類)
5章 寄生者と狩人――壮大な略奪行為
6章 巣の乗っ取りと寄生の起源――寄生バチとヌリハナバチ
7章 ヌリハナバチと寄生者――自分で巣を造るもの、他人の巣を使うもの
8章 ホシツリアブ――ヌリハナバチに寄生するもの
(標本図・ミスジホシツリアブ、ミスジホシツリアブの蛹)
9章 シリアゲコバチ――腹部に、複雑に収納された長い産卵管
(標本図・オオシリアゲコバチ)
10章 オナガコバチ――泥の巣に産卵管を深く刺し込む寄生バチ
(標本図・ハナバチヤドリオナガコバチ)
11章 ホシツリアブの幼虫――成長段階で二つの型をもつ幼虫の暮らし


第3巻 下

2006年
400頁

12章 トガリアナバチ――カマキリを獲物とする狩りバチ
(標本図・カマキリトガリアナバチ)
13章 クシヒゲゲンセイ――幼虫が捕食性のツチハンミョウの仲間
(標本図・シェーフェルクシヒゲゲンセイ)
14章 食物の変更――代用食で虫を飼う
15章 進化論への一刺し――狩りバチの獲物と適応力
16章 蓄える食物の量に、なぜ差があるのか――雌バチには産む卵の性別がわかるのか
17章 ツツハナバチ――小部屋の大きさはどのように決まるのか
(標本図・ミツカドツツハナバチ、ミツバツツハナバチ)
18章 ツツハナバチの小部屋――雌雄の卵が産みつけられる順番
19章 ツツハナバチの産卵――卵の性を産み分ける雌
20章 ツツハナバチの卵――雌雄の産み分けは、なぜ起こるのか


第4巻 上

2006年
336頁

1章 キゴシジガバチ――煖炉に造られる泥の巣
(標本図・オウシュウキゴシジガバチ)
2章 ヒメベッコウ――クモの狩人
(標本図・ヒメベッコウ)
3章 無分別な本能――昆虫に理性はあるのか
4章 ツバメとスズメ――人家に巣を造る鳥と虫
5章 識別する力と本能――獲物や巣の材料を変更する能力
6章 最小の労力で仕事をする――力を節約するもう一つの能力
7章 ハキリバチ――融通のきかない巣造りと臨機応変の材料選び
(標本図・シロスジハキリバチ)
8章 モンハナバチ――植物の綿毛を集めて小部屋を造る
(標本図・オウシュウトモンハナバチ)
9章 樹脂で巣を造るモンハナバチ――形態は行動を決定しない
(標本図・ナナツバモンハナバチ)


第4巻 下

2007年
372頁

10章 ドロバチの狩り――筒状の空間を利用して巣を造る狩りバチ
(標本図・ジンケイドロバチ、オウシュウハムシドロバチ)
11章 ミツバチハナスガリ――ミツバチの暗殺者
(標本図・ミツバチハナスガリ)
12章 ジガバチの狩りの方法――獲物が異なっても変わらない麻酔術
(標本図・アラメジガバチ)
13章 ツチバチの狩りの方法――獲物の弱点を一撃する
(標本図・フタスジツチバチ)
14章 ベッコウバチの狩りの方法――クモの毒牙を無力化する
(標本図・オビベッコウ、ドウケオビベッコウ)
15章 私への反論と、それへの返答――狩りバチの本能についてのまとめ
16章 ハナバチの毒――ミツバチの毒を使った実験
(標本図・セイヨウミツバチ)
17章 カミキリムシ――木の幹に住む幼虫
(標本図・ミレスカシミヤマカミキリ、ミレスカシミヤマカミキリの終齢幼虫)
18章 キバチ――樹木に卵を産むハチ
(標本図・クロミヤマカミキリ、オウシュウキバチ)


第5巻 上

2007年
336頁

はじめに (図・ハチの多様な巣造り)
1章 スカラベの糞球――糞球はどのようにして造られるのか
(標本図・ティフォンタマオシコガネ)
2章 スカラベの梨球――育児用の糞球
3章 スカラベの梨球造り――梨球の首に造られる孵化室
4章 スカラベの幼虫――糞を使って梨球を修理する
(標本図・ティフォンタマオシコガネの終齢幼虫)
5章 スカラベの羽化――雨を待って梨球を脱出する
6章 オオクビタマオシコガネとヒラタタマオシコガネ――スカラベの近縁種の糞球
(標本図・オオクビタマオシコガネ、オウシュウヒラタタマオシコガネ、アバタヒラタタマオシコガネ)
7章 イスパニアダイコクコガネ――卵のためだけに造られる糞球
(標本図・イスパニアダイコクコガネ)
8章 イスパニアダイコクコガネの子育て――羽化するまで糞球の世話を続ける母親
9章 エンマコガネとヒメテナガダイコクコガネ――糞虫の角は何の役に立っているのか
(標本図・クマデエンマコガネ、ウシエンマコガネ、キアシヒメテナガダイコクコガネ)


第5巻 下

2007年
392頁

10章 センチコガネ――地上の衛生を守るもの
(標本図・スベスベセンチコガネ)
11章 センチコガネの巣造り――夫婦で糞を巣に運び込む
(標本図・スジセンチコガネ)
12章 センチコガネの幼虫――地中での冬越し
(標本図・スジセンチコガネの終齢幼虫)
13章 セミとアリの寓話――セミに対する誤解
14章 セミの幼虫――地中の巣穴からの脱出
15章 セミの羽化――地上での変態
16章 セミの鳴き声――何のためにセミは歌うのか
(標本図・オオナミゼミ、トネリコゼミ)
17章 セミの産卵――小枝で孵化した幼虫が地中に潜る
(図・セミの一生)
18章 カマキリ――拝み虫の狩り
(標本図・ウスバカマキリ)
19章 カマキリの恋愛――命がけの交尾
20章 カマキリの巣――泡で卵を包んだ卵嚢
21章 カマキリの孵化――どんどん減っていく幼虫
22章 クシヒゲカマキリ――“小悪魔”と呼ばれる奇怪な虫 (標本図・クシヒゲカマキリ)
第5巻まで訳了して


『完訳 ファーブル昆虫記』第二期(集英社)

『ファーブル昆虫記』

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

Secured By miniOrange