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『男どき女どき』向田邦子(新潮文庫)

『男どき女どき』向田邦子(新潮文庫)

改版1985年
197頁




目次(収録作品)

1

ビリケン
三角波
嘘つき卵

2
再会
鉛筆

3
若々しい女について
独りを慎しむ
ゆでたまご
草津の犬
花束
わたしと職業

4
反芻旅行
故郷もどき
日本の女
アンデルセン
サーカス
笑いと嗤い
伯爵のお気に入り

5
花底蛇
壊れたと壊したは違う
無口な手紙
甘くはない友情・愛情
黄色い服
美醜

解説・挿画 風間完

何事も成功する時を男時、めぐり合わせの悪い時を女時という――。何者かによって台所にバケツごと置かれた一匹の鮒が、やがて男と女の過去を浮かび上がらせる「鮒」、毎日通勤の途中にチラリと目が合う、果物屋の陰気な親父との奇妙な交流を描く「ビリケン」など、平凡な人生の中にある一瞬の生の光芒を描き出した著者最後の小説四篇に、珠玉のエッセイを加えた、ラスト・メッセージ集。

出典:新潮社公式サイト


[関連]
『向田邦子全集〈新版〉 第11巻 エッセイ7 男どき女どき』向田邦子(2010・文藝春秋)
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